概要
整形外科は運動器疾患(骨・関節疾患)の外科的治療を担当する診療科です。
県立加古川病院整形外科はS36年1月に開設されて以来半世紀、“県加古整形”として地域の皆様の信頼を得て、東播磨圏域の整形外科医療の砦として発展してきました。これまでの総手術件数は20,000件を超えます。このたびの移転に伴い県立加古川医療センター整形外科として生まれ変わりましたが、“県加古整形”という愛称に変わりはありません。
県立加古川医療センターでの整形外科:これまで県立加古川病院時代は脊椎疾患、関節疾患、四肢の骨折など、待機手術が可能な疾患の手術治療を中心に診療してきましたが、今度の県立加古川医療センターには外傷を中心とした3次救急を扱う救命救急センターが併設されたため、整形外科が関わる超急性期の重症外傷(骨盤骨折、多発骨折、脊椎損傷など)の手術の割合が増加しています。しかし、これまで“県加古整形”として積み上げてきた脊椎外科や関節外科等の手術治療は今後も継続・発展させ、地域の整形外科医療の中心的役割を果たしてゆく所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
県立加古川医療センター移転にあたって患者様へのお願い
入院について:県立加古川医療センターでは整形外科の病床数が削減となったため、入院適応は手術治療を要する患者様に限定させて頂きます。したがって移転前のように安静、リハビリなどの保存治療目的の患者様の入院はお受けすることはできません。
また当科は地域医療連携(病診連携、病々連携)を重視していますので、急性期あるいは手術後の状態がある程度落ち着いた患者様は、早期の通院への切り替え、あるいは地域連携パス等を利用しての転院をお願いすることがございます。転院につきましては地域連携部の医療相談室にご相談ください。
限られた医療資源を有効に活用し、できるだけ多くの患者様に専門的な急性期治療を受けていただけるよう入院期間の短縮を心がけておりますのでご了承ください。
外来について:県立加古川医療センターの整形外科外来では初診外来と再診外来を明確に分けています。
特に初診外来は原則として紹介患者様のみを対象とさせて頂きます。初診外来の優先順位は@地域連携室を通しての予約紹介患者様、A予約のない紹介患者様となります。
したがって新病院での初診を希望される患者様はできるだけ、かかりつけ医に依頼して紹介状を地域連携室にFAXして頂き、初診予約を取ってから受診してください。予約が取れない場合でも必ずかかりつけ医の紹介状はご持参ください。
特に火・金は定期手術日のため、初診は紹介患者様のみとさせていただきます。紹介状のない方は地域の診療所、病院を受診して下さい。月・水・木に関しては紹介状がなくても診療はいたしますが、紹介患者様を優先しますので、いくら早く受付をされても、待ち時間は非常に長くなることをご了承ください。
再診も完全予約制です。再診は当科での術後患者様が対象です。また通院は急性期の経過観察のみとさせて頂きますので、急性期を過ぎて投薬やリハビリなどの通院治療を希望される患者様は地域の医療機関に逆紹介させていただきます。逆紹介に関しては当科と連携の取れる医療機関に紹介させて頂きますのでご安心ください。皆様のご理解と、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
特徴
脊椎外科:当科は脊椎疾患の手術件数が多いことが特徴で、日本脊椎脊髄病学会認定の指導医2名が在籍し、東播磨圏域の脊椎外科センターの役割を担っています。顕微鏡や内視鏡を使った小侵襲手術(MIS)を中心に行っていますが、脊椎インスツルメンテーションを使った脊椎固定術の手術も増えています。また新病院への移転を機に脊椎手術ナビゲーションシステムを、術中に3D-CTが撮影できる外科用透視装置とともに導入しました。これは頸椎の脊椎インスツルメンテーション手術など難易度の高い手術を安全、確実に行うための機器で、県内に3台しかない最先端の手術機器です。
スポーツ整形外科:当科はJリーグヴィッセル神戸のチーム医療を担当しており、選手のメディカルチェックやスポーツ傷害の診療を行っています。また今年からリハビリテーション科に前ガンバ大阪のチームドクターが着任し、リハビリ診療だけでなく、スポーツ整形診療を開始しています。サッカー傷害だけでなく少年野球の野球肘の治療等も行っています。
骨折治療:一般的な骨折から他院では対応できない難治性の骨折や重傷の骨盤骨折まで対応しています。移転後は高エネルギー外傷に伴う骨盤骨折や多発骨折などの重傷外傷が増えています。
人工関節手術:最近は股関節と膝関節の人工関節手術が増えています。人工関節でも小侵襲手術を行っています。
関節鏡手術:。主に膝・肩・肘の関節鏡手術を行っています。最近は肩腱板断裂などの上肢の関節鏡手術が増えています。
このほか、悪性骨軟部腫瘍と切断肢、小児整形(先天性疾患)以外のあらゆる整形外科手術を行っています。
診療実績(H21年度)
| 年間外来新患者数(初診患者数):1967名(紹介率55.3%) |
| 年間新入院患者数:763名(整形外科病床数75→移転後50床) |
|
| 年間総手術件数: |
756件 |
|
| 脊椎手術 |
177件 |
(うち内視鏡・顕微鏡等小侵襲手術72、脊椎固定術43件) |
| 人工関節手術 |
115件 |
(うち人工股関節39件、人工膝関節76件) |
| 骨折手術 |
180件 |
(うち大腿骨頸部骨折40、骨盤骨折19件) |
| 関節鏡手術 |
82件 |
(うち鏡視下前十字靱帯再建術15件、肩関節鏡23件) |
| 上肢の外科 |
76件 |
(手の外科60件含む) |
|
スタッフ紹介
| 原田俊彦(はらだ としひこ) |
参事(地域医療連携担当)
兼整形外科・リハビリテーション科部長 |
S56卒 |
| 前神戸大学整形外科講師。日本整形外科学会専門医、脊椎脊髄病外科学会認定指導医、日本体育協会公認スポーツドクター、日本リウマチ学会専門医。専門は脊椎外科、スポーツ整形外科。 |
| 角田雅也(つのだ まさや) |
検査・放射線部長兼整形外科部長 |
S61年卒 |
| 前神戸大学整形外科助手。日本整形外科学会専門医、骨折治療学会評議員、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医、義肢装具判定医。専門は骨折・外傷、関節外科(人工関節)、骨粗しょう症。 |
| 高山博行(たかやま ひろゆき) |
リハビリテーション科兼整形外科医長 |
H5年卒 |
| 日本整形外科学会専門医。脊椎脊髄病外科学会認定指導医、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医。専門は脊椎外科。 |
| 青木謙二(あおき けんじ) |
整形外科医長 |
H5年卒 |
| 日本整形外科学会専門医。専門は関節外科、脊椎外科。 |
| 西原寛玄(にしはら ひろたか) |
整形外科医長 |
H11年卒 |
| 日本整形外科学会専門医。日本整形外科学会認定スポーツ医・運動器リハビリテーション医。一般整形担当。 |
| 堀芳郎(ほり よしろう) |
整形外科医長 |
H12年卒 |
| 日本整形外科学会専門医。専門は肩・肘の外科(関節鏡手術)。 |
| 竹内 正史(たけうち まさふみ) |
整形外科医長 |
H16年卒 |
| 一般整形担当。 |
| 伊藤雅明(いとう まさあき) |
整形外科専攻医 |
H19年卒 |
|
整形外科診療予定
|
|
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
整形外科
|
初診1診 |
原田 |
交代制 |
高山 |
角田 |
交代制 |
| 初診2診 |
堀 |
紹介のみ |
西原 |
青木 |
紹介のみ |
| 再診1診 |
角田 |
予約のみ |
原田 |
高山 |
予約のみ |
| 再診2診 |
青木 |
|
堀 |
西原 |
|
| 再診3診 |
竹内 |
|
伊藤 |
竹内 |
|
|
|
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
リハビリテ
ーション科 |
1診 |
高山 |
柳田 |
青木 |
堀 |
柳田 |
|
- 初診の方は必ずかかりつけ医にFAXで初診予約を取ってもらうか、紹介状を持参してください。紹介状のない患者様は待ち時間が長くなります。
- 火・金は定期手術日のため、初診は紹介患者様のみとさせていただきます。紹介状のない方は地域の診療所、病院を受診して下さい。
- 再診は完全予約制です。予約外の再診患者様は待ち時間が長くなります。
- リハビリの予約外来はBFのリハビリテーション科にお回りください。
|